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災害時に「新聞紙」がみんなにできること

知っておくべき新聞“紙”の特徴

新聞紙は、正式名称「新聞巻取紙」と言います。
「新聞用紙」「新聞更紙」「ザラ紙」などとも言われることもあります。

この新聞紙にはさまざまな技術を用いて作られた軽量で「丈夫」な紙素材です。
さらにその他、「吸水性」「保温性」「除湿性」「消臭性」という特徴があります。

これらの特徴は、日常生活だけではなく、災害時に私たちにさまざまな恩恵をもたらしてくれます。

新聞紙 災害時の活用方法

①防寒対策

災害時に身体を冷やすと、致命的な風邪や病気を引き起こします。
防寒対策には徹底した装備が必要です。

保温性に優れた新聞紙は丸めて、衣類とインナーの間に入れたり、腹巻のようにお腹に捲いてみたりすると体温が逃げずらくなります。

②食器・入れ物

新聞紙は重ねると意外に頑丈になります。

新聞紙を束ねて入れ物の形を作り、ラップやアルミホイルで周りを保護すれば立派な食器や入れ物になります。
食品を入れる際は、ポリ袋で内部を埋めれば新聞紙の入れ物は再利用できます。

使用後はそのまま紙皿のように処分できます。

③スリッパ

新聞を広げてスリッパ状にすると、履物として活用できます。

屋内と言えど災害時はガラス破片や地面からの冷えから足元を守らなければいけません。少し不格好ですが、こういったもので大切な足元を守るようにしましょう。

④簡易トイレ

ダンボールやビニール袋にちぎって丸めた新聞紙を入れれば、即席の簡易トイレが出来上がります。

新聞紙の吸水性と消臭性で、トイレの不快感を軽減してくれます。
黒いビニールや中に凝固剤を入れれば、よりしっかりしたトイレになります。

⑤火おこしの種

新聞紙は繊維質で燃えやすく、火おこしの種にはもってこいの素材です。

しかしすぐ燃え切ってしまうのと、ススが出てしまうデメリットがありますのでご注意ください。あくまで着火剤としたり、丸めて紙密度を高くして長く燃えるように工夫したりして使います。

⑥骨折時の添え木

災害時、骨折や事故に遭う可能性があります。

1日分の新聞紙(30ページほど)を丸めて固めれば、丈夫な添え木になります。
また、怪我をした部分を丸ごと新聞紙で巻き付けて固定しても効果があります。

新聞で“正確な情報”を。新聞紙で“災害対策”も。

災害時における新聞は、正しい被害状況や支援、救助の情報をお伝えする使命があります。
インターネットやSNSの情報は、速報性や双方向性があるものの、フェイクニュースや感情論優先のオピニオンが優先される場合があり、「正確性」「信頼性」においては十分情報収集に注意が必要です。

そして、その新聞も読み終えてからも「紙」として、みなさまの生活や災害時の黒子としてご活用いただけます。
万が一の場合の知識として、新聞“紙”の特徴とこのような具体的な活用方法をちょっとだけ知ってもらえば幸いです。