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学校教育と社会生活の間を埋める?「NIE」に注目!

NIEとは?

NIEとは…

NIE(Newspaper in Education=「エヌ・アイ・イー」と読みます)は、学校などで新聞を教材として活用する活動です。
1930年代にアメリカで始まり、日本では85年、静岡で開かれた新聞大会で提唱されました。
その後、教育界と新聞界が協力し、社会性豊かな青少年の育成や活字文化と民主主義社会の発展などを目的に掲げて、全国で展開しています。

学校では教えられない社会の現状やシステムを、新聞では実例を交えて子どもたちにも感じ取ってもらうことができます。早い段階で社会の構造や問題点に気づくことは大きな成長のキッカケになります。
その中で問題意識を持ち、子どもたちの夢や目標や共感力を育んでもらいたいと私たちは考えています。

NIEの効果ってどういったものがあるの?

読解力向上

1部の新聞には、新書1冊分の文字の文章が掲載されているともいわれています。
また、紙に印刷する都合上、間違いは修正できません。ですので、多くの文章のプロが間違いがないように正しい日本語や構成で記事を作っています。

このような正しい日本語と多くの文章量に触れることで文章が自然と頭に入ってくるようになります。

学業の成績が上がる

前述の読解力向上ともつながりますが、文章を理解する能力が上がることで出題者の意図を理解する精度とスピードが上がります。

これはなにも国語科の試験に限った話だけではなく、英語も含めた全教科の試験に好影響をもたらします。
さらに習慣化すると会話でも端的で情緒ある表現ができるようになるおまけ付きです。科

興味・関心・世界が広がる

学校では教えることができない政治構造・経済動向・企業活動・業界分析・社会問題・税金の種類などが問題を知ることができます。さらにはそれらは密接に関係し合っていることにも気づくことができます。

子どもたちへ早い段階で社会のシステムや構造を俯瞰的に理解してもらうことは、夢や目標の発見や達成に必ず役に立ちます。

学校などで行われている具体的なNIE活動

まわし読み新聞

興味のある新聞記事を切り抜いたうえで討論しながら壁新聞を作り、話題を共有するワークショップの一種です。

新聞を読むことの楽しさとグループでやることで、協調性や多様な価値観の発見をすることができます。

新聞コーナーの設置

今の子どもたちの新聞に触れる習慣が低い傾向があります。
まずは、「新聞に触れてもらうから!」と図書館や玄関に新聞を張り出したり、設置したりする学校もあります。

ちょっと目を向けたら、子どもたちの夢や抱えている悩みの解決に役立つ情報やテストに出る記事があるかもしれません。

オリジナル新聞の作成

新聞は「インプット」するだけのものではありません。
アウトプットするツールとしても活用していただくことができます。

興味のある記事だけスクラップして集めた「じぶんしんぶん」や特定の分野の記事をまとめた「せんもんしんぶん」、完全オリジナルの「わたしだけしんぶん」などがあります。

紙に書き出すことで思考が整理されます。また、みんなに見られることで表現力のボキャブラリーも増えることでしょう。

地元紙 山梨日日新聞のNIEへの取り組み

地元紙 山梨日日新聞では子どもたちへ新聞を使って、将来の夢や目標の発見・実現に役立ててもらおうとさまざまな取り組みを行っています。いくつかご紹介いたします!

大人も勉強になる!「週刊こぴっと」

週刊こぴっとは、毎週木曜日に山梨日日新聞本紙に挟まっている小中学生向けの新聞です。

地元山梨の知っておきたいネタや子どもたちにはわかりづらい時事ニュースでもわかりやすく解説しています。単に読むだけでなく、クイズなど「書き込める紙面」にも挑戦しています。
読むと子どもたちの好奇心をくすぐる内容が盛りだくさん!

大人の私たちが読んでも「なるほど~!」と思うことも多々あります(笑)。

新聞で学ぼう!学習ワークシート

地元の山梨日日新聞社では新聞を使ったワークシートをダウンロードできる特設サイトを展開中!
文章の中から必要な情報を取り出す力や端的に内容・キーワードをまとめる編集力が身につきますね!

圧倒的大迫力!新聞印刷センター見学

また、韮崎市にある山梨日日新聞 新聞印刷センターでは新聞印刷から新聞販売店への発送までを見学できます。
新聞を印刷する大型印刷機(輪転機)は、迫力満点!大人の私たちもその迫力に圧倒されます(笑)。

現在はコロナウィルス感染症予防のため見学できません。見学再開に目途が立ちましたらご報告いたします。

表現は自由!新聞感想文コンクール

山梨日日新聞が主催する「新聞感想文コンクール」は児童生徒が新聞に親しみ、記事の感想文を書くことで読解力や表現力、社会への関心を高めてもらうコンクールです。

新聞は「読む」だけではなく、「どう感じて」「どう伝えるか」のコミュニケーションの基礎になる教材でもあります。お子様がいらっしゃる方や学校の授業・課題などでぜひご活用ください。

子どもたちの好奇心や感受性をより豊かにして、素晴らしい成功体験を得られるかもしれません。

小野新聞店のNIEへの取り組み

小野新聞店でも、NIEの取り組みと紐づけてさまざまな活動をしております。

子どもたちが豊かな「言葉の力」を使って、前向きな解釈や伝える力・届ける力を身につけてほしいと考えています。

クバロー文庫(絵本・ビジネス本の無料レンタル)

0歳児~6歳児向けの絵本を子どもたちに貸出して、言葉の感性や構成を物語を通して感じてもらっています。大変ご好評いただいていております。

また、ビジネス本も取り揃えています。自己啓発や具体的なビジネススキルの案内はもちろん、哲学や新しい価値観をもたらしてくれる良書をご案内しています。

学校への出張授業

小野新聞店の代表の小野が学校現場にお邪魔して、価値観の押し付けにならないように今後の人生に役に立つ教養・教訓を面白おかしく届けています。

大学生向けには社会人に必要なマインドセット・キャリア想定をまとめて届けたり、子どもたちへは夢を言語化する体験をしてもらったりしています。

新聞には教材的価値がある

ここまで、NIEについて簡単にまとめてみました。

新聞も日々進化しており、単なる「情報媒体」としての価値から、子どもたちへは「教材」としての価値提供をご提案しています。

現在、「教育改革」として大きな変化をしようとしています。子どもたちも求められてくる課題や能力開発も今までのようなものとは変わってきます。
「答えのない問題への最適解への模索」「問題を俯瞰し構造で理解する能力」「具体化と抽象化の使い分け」「言語性IQの向上」などビジネスシーンや国際競争力を意識した学習が求められてくることが予想されます。

学校と塾。そして家庭学習。
さまざなシーンで新聞は子どもたちの成長に役立てます。

「教材としての新聞」
そんな観点からも新聞を捉えていただけると私たち新聞販売店は嬉しく思います。